株式会社 ケアシステムズ
法人名称 社会福祉法人 東京玉葉会
事業所名称 青陽園デイ・ケア・センター
所在地 〒198-0801 東京都八王子市川口町1543番地
◆管理者の鹿山さんにお話しを伺いました。【訪問日:平成28年3月25日】
○第三者評価受審のきっかけは何ですか?
最初は特別養護老人ホームと併設しているからデイも一緒に、という理由で受審しましたが、今は法人の方針で、毎年受審することになっています。第三者評価はサービスの質を高める上で、気付かされる点が非常に多いと思いました。外部の専門家から、公平な目で見ていただけることは重要で、今は評価で改善した方が良いとされた部分は見直し、改善に活かすということを繰り返しています。書類を揃えるのは大変ですが、受審をして、ためにならなかったことは一度もありませんね。
○ここ数年も毎年連続して受審されていますが、毎年受審しようと思われたのは、なぜですか?
毎年受審していると、サービス内容の見直しが必要な課題は少なくなり、評価機関から「ここまでの取り組みをやっているのだから、次はこうしていきましょう。」と、さらに事業所としてステップアップするためのアドバイスもいただけます。加えて、利用者の満足度も少しずつ上がっているのが分かります。また第三者評価の利用者アンケートは、事業所に直接言いにくい本音も分かるところが良いですね。
○受審して、気付きを得たのはどのようなことでしたか?
具体的には、利用者の絶対数は女性の方が多いのですが、利用者用トイレは、すべて男女兼用となっていました。そこで使用方法と表示を、男性用・女性用とするアイデアの気付きをもらい、使用方法を変更しました。また、通常とは異なる支援をした時の、記録の方法が不十分だとコメントをいただきました。一方で、つきっきりの介護が必要な利用者さんを毎日受け入れているのですが、「お風呂にこれだけの人数を入れながら、マンツーマンでの介護も実施することはすごいこと。」と感心され、当たり前にやってきたことが、事業所が努力している点だと気付かされ、励みになることもあります。
○受審結果をどのように改善に活かされていますか?
例えば、評価で改善が必要とされた記録の方法については「自分たちがやってきたことは、きちんと残していきましょう。」と、会議の場で職員に話し、トラブルがあった場合の記録も、うやむやな書き方をしないよう改善しました。また評価の講評で褒められた部分は積極的に伝えています。「普段みんなが大変だと言っている、お風呂の介助の頑張りが評価されたよ。」と言うと、職員も本当に笑顔になるんです。利用者とそのご家族の方から「ありがとう。」と言われることはあっても、第三者の人に頑張りが認められる機会はそうそうないので、全体の雰囲気も活気づきますね。
法人名称 社会福祉法人常盤会
事業者名称 ときわぎ国領
所在地 182-0022 東京都調布市国領町8丁目2番65号
◆介護部長の小山内さん、相談員の加藤さんにお話を伺いました。【訪問日:平成29年2月15日】
○第三者評価受審のきっかけは何ですか?
ときわぎ国領は複合施設ですので、「特別養護老人ホームが受審するのであれば、ショートステイでも受審しよう。」と、事業が開始した翌年(平成19年度)から評価を受けています。第三者評価を受けることは、広い意味でサービス提供の一環だと思っています。利用者の意見を踏まえ行動する。評価のフィードバックを受け、その結果をお知らせし、取り組みを行っていくサイクルで活動していることが、利用者・ご家族の安心にもつながっていると思います。
○継続して第三者評価を受審する意義は何ですか?
近年、利用者やご家族の介護サービスに対する関心も高まり、求めるサービスの質も高くなっていることを、世の中の動きを見ても思いますし、利用者調査のコメントの変化からも実感します。第三者評価を受審し続けることは、職員の気を引き締めるために、とても大切なことだと思います。また連続して受審することで、例えば評価者から「殺風景だった以前の部屋から変わりましたね。」など、改善した点をコメントしてもらえるのはありがたいです。一方でマンネリ化しないために、評価機関を変えるなど意識することもあります。
○受審して、気づきを得たのはどのようなことでしたか?
評価者の方は、これまでに色々な施設を見た経験があるので、フィードバック等で、サービス改善の気づきとなる意見をいただけます。例えば、地域行事や区報等の情報は、通常各フロア掲示板でお知らせしていますが、要介護の方もいるため「さらに見やすく伝わりやすい情報提供が必要」とコメントを受け、各ユニットを住所の「番地」に見立て「ユニット回覧板」形式でお知らせすることを検討しています。また、勤務時間が職員によって異なるため、運営会議等で決定した内容の確実な伝達方法や、リーダーの配置について見直すきっかけにもなりました。
○受審結果をどのように改善に活かされていますか?
改善が必要であるとコメントされた内容は、職員に対して「ここが課題として挙がっていました。」ときちんと伝えています。以前評価者から「身体機能の活性化につながる支援を一考されたい。」とフィードバックを受けました。ショートステイの部門として取り組むべき課題として受け止め、「リハビリの数を増やすこと」を全体会議の場でも提案しました。具体的には、週一回は必ず体操の時間を設けるようになったり、新たに個別の機能訓練にも対応するなど、内容の充実につながったと思います。